「白髪を抜くとまた生えてくる?」
◆なぜ髪が白くなるのか
髪を生成する毛包には、
髪の原料となるタンパク質のケラチンを作る
「ケラチノサイト」という幹細胞と、髪や肌の色素であるメラニンを作る
「メラノサイト」という幹細胞の2種類があり、
加齢などによりメラノサイトの活動が低下すると、
メラニンの生成が減って髪の色が落ちてきます。
髪から色素がなくなると、
髪は淡い黄色の光を反射するケラチンの色になるため、
灰色や白色、銀色に見えます。
白髪は20代から50代の間に生え始めるのが一般的で、
男性はこめかみともみあげの部分の髪から、
女性は前髪などの生え際から白くなり始める傾向があるとのこと。
白髪は色が付いている髪より太く、
硬くてごわごわしていますが、これは加齢で幹細胞が変化し、
毛包の形が不規則になるのが理由です。
また、興味深いことに白髪は色がついている髪より成長が早く、
その過程で消費するエネルギーも多い。