涙のシャンプ―

R)涙のシャンプ―
しかし、それから3年ほど過ぎたころからだ、少しずつおばあちゃんとの会
話に、今までの軽快さが感じられなくなった。同じことを何度も口にする
ようになり、口調もおぼつかなくなり、こちらの投げかけに対しても反応が鈍
くなった。
それから少しずつ身体的のも弱っていき、てをとらないと歩けない状態にな
り、目もうつろになり、とうとう話しかけてもほとんど反応がなくなってしまっ
たのだ。
それでもおばあちゃんのシャンプーの習慣は続いた。ただ、もう二人が仲むずま
しく来店する姿を見ることはなくなった。
それにかわって、私たちが家まで迎えに行き、おんぶで」シャンプー台まで運
れていくようになった。そして普段はしない爪切りや耳掃除、洗顔のお手伝いと、
介護のような奉仕が続いた。
いまも変わらず、隣のクリーニング屋にはおじいちゃんが一人で住んでいる。
そして、おばあちゃんのかわりにシャンプーやカットのために定期的に来店さ
れる。

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